水道屋の社長のブログ

「快適な生活創造業」の、日々のあれやこれや。

台湾!(2)

台湾滞在2日目は、ホテルでの朝食の後、約2時間ホテル周辺の散策をしました。歩いてみると、通りには全くゴミが落ちていません。通行人の服装もみなきれいですし、けばけばしいネオンサインや看板も少なくて、台北は大変きれいな町です。変な表現ですが、いままで訪れた町で最も異国情緒の無い(日本っぽい)町だと思いました。一歩路地を入れば朝食の屋台や地元の人が利用する市場などがあり、市民が利用しているのですが、メニューを見ても何を書いてあるのかさっぱり分からないので、さすがに注文することはできませんでした。こんなことなら事前に中国語をもっと勉強しておけばよかったと後悔しました。
昼前に中烈祠見学。ここは戦いで殉死した軍人、文人の英霊を祀るところで、大変厳かな雰囲気でした。回廊には中華民国清朝、日本、共産党と戦った記録が掲げられ建物には烈士の位牌が祀ってあります。またここの名物は門と中央奥の大殿の前にそれぞれ二人ずつ立つ衛兵で、一時間の間微動だにしません。空軍、海軍、陸軍が4ヶ月毎に交代でエリート兵士を担当させるのだそうです。一時間に一回衛兵の交代式があって、そのセレモニーを見学するためにたくさんの観光客がカメラを構えていました。
昼食は友人の家族と一緒に圓山大飯店で飲茶をいただきました。ここは高台にあって眺望抜群の超豪華な作りのホテルです。外国からの要人も多く利用するホテルとの事で、内装も大変絢爛豪華でした。
午後は今回の旅行の目玉のひとつ、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並ぶ世界4大博物館のひとつと言われる故宮博物院の見学です。第二次大戦後共産党との抗争に破れた国民党が、北京の紫禁城にあった70万点もの収蔵品を台湾まで運び出したものだそうで、展示してあるものは6万〜6万5千点だということです。古代の青銅器や唐三彩に宋代の青磁器など、歴史の教科書で見たような物が多数展示してありました。また日本語の解説機も貸出してくれ、展示品の前に貼ってある番号を入力するとその説明が流れる仕組みになっています。歩き回るのに疲れてしまった何人かは先に台湾マッサージの店に行き、その後士林の観光夜市で合流しました。ここは台北市内にいくつかある夜市のうち最も規模の大きいところで、様々な売店、屋台、表のステージではロックバンドのコンサートと大変なにぎわいでした。友人が事前にリサーチしてくれたおすすめの屋台を回って、ワンタン、中華オムレツ、中華粥、イカと野菜の炒め物などをいただきました。どれも大変おいしかったです。その中に僕と友人が前から気になっていた「臭豆腐」なるメニューを見つけ、ものは試しと注文してみました。豆腐と納豆をあわせてさらに発酵させたような物が厚揚げと一緒に炒めてあり、臭いはどぶのような酸っぱい臭いがします。味はまぁまぁで、僕たち二人は普通に食べられましたが、あとの連中は顔をしかめていました。その後は友人おすすめの店に飲みに行き、さらに海鮮料理の店に行ってホテルに帰りました。