水道屋の社長のブログ

「快適な生活創造業」の、日々のあれやこれや。

通夜

今朝5:10、祖母が亡くなった。
92歳、8年前に家で転んで腰の骨を折って以来、一度も家に帰る事無く
今日の日を迎えた。
両親とも働いていたので、学校から帰って来て相手をしてくれるのは
いつも祖母だった。
父親の小さい頃の話や、父親が独立して創業した頃の苦労話をよく話して
聞かせてくれた。
今から思えば、ほとんど反抗期らしい反抗期を経験せずに育ったのは、
祖母から聞かされた父親の若いときの話があったからのような気がする。
祖母が寝たきりになり、段々と弱って行くにつれ、働き者でいつも動き回っていた
祖母とのギャップを見たくないからか、病院に足が向かなくなっていた。
最後に話をしたのは何ヶ月前だったろう?
もっともっと顔をみせてあげればよかった。話しかけてあげればよかった。
今から悔やんでも遅いけれど。
通夜は親族だけで行った。普段なかなか会えない遠くのいとこや、
疎遠になっている親戚が集まって来た。
「おばあちゃんが、みんなを引き合わせてくれたんだね。」祖母は微笑んでいるような
とても穏やかな顔で目を閉じていた。