水道屋の社長のブログ

「快適な生活創造業」の、日々のあれやこれや。

台湾!(3)

台湾観光の最終日。ホテルで朝食をとって少し周囲を散歩して、今日はMRTという地下鉄に乗って移動しようということになりました。
ホテルから歩いて行けるところに忠孝復興駅があり、そこから乗り継いで中正記念堂駅まで行きました。券売機から改札まで全自動で、駅も社内も大変きれいです。何より驚いたのは市民のマナーの良さ。エスカレーターでは右側一列になって乗り、車内の「譲り合いの席」には混んでいても若い人は座りません。日本人よりもよっぽどマナーが良いと感じました。
中正記念堂駅は他の駅よりも格調高い作りになっており、通路の両側に絵画が飾ってあります。駅を上がるとそこは中正記念堂です。今は台湾民主記念館という名前になっているようです。現在瓦葺き替えなどの工事中で入る事はできませんでしたが、広場ではステージが組んであり、学生達の発表会があるようでたくさんの学生達が踊りなどの練習をしていました。
そこから歩いて中央銀行、中央図書館、東門、台北賓館、などの横を通って総統府へ。見学にはパスポートが必要、ということで皆持参していたのですが、土日は休みとのことで外から写真だけ撮りました。総統府の塔には「台湾加入連合国」と書いてあり、国連加盟への意気込みが見えます。そこからタクシーで台湾で最も有名な小龍包の店「県泰豊」へ行きました。台湾の人は普段はどちらかというとおっとりしているのに、なぜかタクシーの運転手は皆運転が荒いです。今回の運転手はまるでF1ドライバーのようにぶっ飛ばして店まで運んでくれました。噂どおり大変な人で、11時にはすでに長蛇の列でした。しかし店員さんに人数を告げ、注文伝票とメニューを受け取ってあらかじめ注文しておき、予約の番号が店先の電光掲示板に表示されると入店できる、というシステムのため思いのほかスムーズに流れて行きます。店員さんの教育も良くできており、日本語は普通に通じるし、皆忙しくても笑顔で対応しているし、大変感じの良い店でした。20分ほど待って店内に入り、名物の小龍包やその他頼んだ牛肉麺やチャーハン、紹酔鶏やワンタンなどをいただきましたがどれも大変おいしかったです。特に小龍包は本当においしかったです。6人でめいっぱい飲んで食べて3300元(約12,000円)!それから近所のかき氷屋「冰館」に行き、これまた台湾名物のかき氷にたっぷりのフルーツと練乳をかけた台湾風かき氷を食べました。さらに「県泰豊」での順番待ちの間にリサーチした刀削麺の店「一品山西刀削麺之家」に飛び来んで、メニューがわからないので適当に「素湯麺」を注文して食べました。残念ながら麺を削って鍋に入れるところは見えませんでしたが、讃岐うどんのような食感で、あっさり味のスープでおいしかったです。
それからホテルに帰り、三日間お世話になった友人と分かれて再びガイドの張さんと空港へ。
途中両替を兼ねて土産物屋により、パイナップルケーキなどをお土産に買って、張さんに無理を頼んでスーパーマーケットに寄ってもらいました。友人おすすめのインスタントラーメンをお土産に買うためです。お目当ての品物は数があまりありませんでしたが、めずらしいので適当に選んで、さらにピータン(お土産物屋の半額!)を購入しました。
行き帰りの車中で張さんは、「日本人は台湾で教育を普及させ、伝染病を無くし、道路を整備して米やサトウキビなどの農作物の技術を残してくれた。今の台湾の発展があるのは日本人のおかげだと感謝しています」と話をしてくれました。台湾の人々の礼儀ただしさや町のきれいさ、治安の良さに日本が貢献しているとしたら、そのかつての先生は今どうなっているんだろうと、そこまで評価してもらえる事が恥ずかしくなってしまいます。良い国家、良い組織を作るためには良い教育が必要なんだと、しみじみと考えさせられました。
台北を現地時間16:45発広島19:55着の中華航空に乗り、19:40頃キャビンアテンダントが「当機は間もなく着陸態勢...」までしゃべったところで「ドーン」という音と振動!「エアポケットか?!」と思ったら、空港に着陸した音でした。最後に中華航空らしいパフォーマンスを見せてもらって、二泊三日の台湾旅行は無事終了となりました。過ごしやすく、食べ物もおいしい、治安も良い台湾のことが、今回の渡航メンバーは皆大好きになりました。